| ―このようなイベントを開催されたきっかけを 教えてください。
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8年前、 阪神・淡路大震災のとき、 ボランティアで現地に行き、 古い木造住宅が倒壊している様子を目の当たりにしました。
そのときに、 京都で大地震があればもっとひどい被害が出ると直感しました。 それで、 住宅の耐震補強の大切さをもっと知ってほしいと思ったのです。
また、 「ナイスわくわくフェア」 で、 住宅の耐震性向上を訴える 「住まいの構造改革」 の展示を見て、 私たち地域に住む材木店こそが、
一般の方々に木造住宅の耐震性について訴えかけなければならないと感じたことがきっかけでした。
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| ―京都は歴史のある町ですが、 住宅の耐震補強 の状況はいかがですか。
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| 京都には建築後100年を超える古い木造住宅が多く残っています。 また、
長屋、 町家という京都特有の住宅様式のため、 隣近所との関係で増改築を行いにくいという問題もあります。 そのため、 今もなお旧耐震基準で建てられた住宅が耐震補強されないまま多く残っています。
コンクリート基礎のない家も珍しくなく、 シロアリの被害なども深刻です。 だからこそ、 耐震改修の大切さを訴える必要があると感じています。
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| ―あえて、 耐震補強工事が進行中の家を公開したのはなぜですか。
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| 耐震補強は費用がかかるため、 敬遠するお客様も多いと聞きます。 そこで、 どのような工事を行うのかと、
どのくらいの費用がかかるかということを、 補強の様子を見ていただくことでより具体的に理解していただきたいと考えたのです。 |
| ―公開した民家は、 何年くらい前に建築された ものなのですか。
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築40年のものです。 たまたま、 当社で所有している社員寮が長い間使われずに残っていたので、
これを利用しました。 柱や梁には古材を利用しており、 材自体は80年くらい前のものだと思われます。 解体してみると、 2階の柱が乾燥して縮み、
梁から浮いてしまっていたり、 1階の柱がシロアリにくわれていたりと、 傷みが進んでいました。
今回は、 構造材に耐震補強金物を取り付け、 1階の壁面と床面には構造用合板を張りました。 また、 2階は、 床にスギの無垢フローリングを敷き、
天井を取って梁をあらわしにして、 リフォームの一例として展示しました。
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| ―大変多くのお客様がご来場されましたがお客 様の声を直に聞いてみて、
どうでしたか。 |
| 熱心に話を聞かれる方が多かったです。 京都という土地柄、 築60年以上の古い家に住んでいる方も多く、
真剣にご相談されるお客様も多くいらっしゃいました。 京都新聞に取り上げられたこともあって、 大変多くの方から反響がありました。
工事中の家を見ながらということで、 お客様も工事のイメージが沸きやすく、 話がしやすかったようです。 |
| ―最後にイベントの感想をお願いします。 |
今回の展示会は、 商売や会社の名前をあえてあまり前面に出さず、 地域の町おこしイベントの一環として行いました。
その裏で、 たくさんのボランティアの方々にご協力いただき、 感謝しています。
展示場となった民家は、 当分の間はこのまま残し、 見学会を通じて耐震補強の大切さを訴えつづけていきたいと思います。 |
| ―ありがとうございました。 |