木造一戸建住宅用制震装置「ジオフォルテ」
安心・安全な住まいづくりを実現
制震装置「ジオフォルテ」は、地震による2階床部分の揺れ幅を最大で約2分の1に低減するなど、大地震発生時に建物そのものの損傷を軽減し、安心・安全な住まいを実現できます。採用実績が増えているなか、今回は「ジオフォルテ」の特長や施工方法などを紹介します。
※制震装置とは
制震装置は、粘りや弾力のある金属やゴムなどの部材を組み込んで、これに地震のエネルギーを吸収させ、建物の揺れを低減させるものです。地震対策として、建物に揺れを伝えない「免震装置」が効果的ですが、コストが高く、また利用に関して地盤や敷地などの制約があります。「制震装置」は、地震の揺れが建物に伝わりますが、その揺れを低減するほか、「免震装置」に比べるとコストが安く、地盤や敷地の制限も少ないなどのメリットがあります。
100年の耐久性を持つ「高減衰ゴム」
揺れを吸収する仕組み
@地震が発生すると、地震エネルギーが建物に加わる。
Aテコの原理を応用し、地震エネルギーを制震ダンパーに効果的に伝える。
B制震ダンパーが地震エネルギーを熱エネルギーに変換し、揺れを制御。
ナイス鰍フ一戸建分譲事業にも採用
ナイス鰍フ一戸建住宅においても、「ジオフォルテ」をオプションとして採用しています。
ナイス鰹Z宅事業本部浜松営業所では、「ジオフォルテ」を採用した住宅をモニターハウスとして公開しています。「ジオフォルテ」をお客様に実際にご覧いただけるよう、設置部分にアクリル板を入れて制震装置の仕組みやその効果を分かりやすく展示しています。
「ジオフォルテ」を2ヵ所に設置した建築現場
1階平面図
モニターハウスでは、実際の設置状況を見ることができる
ジオフォルテ Q&A
Q 「ジオフォルテ」の価格はいくらですか。
A 1階に2ヵ所設置して1戸当たりの設計価格は75万円(税抜き)となっています。
Q リフォームなど、既存物件に使えますか。
A 「ジオフォルテ」は新築物件のみとなります。新築の2階建ての木造在来軸組工法の住宅に対応しています。
Q 「ジオフォルテ」を設置した場合、建築確認申請などで特別な手続きは必要ですか。
A 制震装置は建築基準法上、壁倍率が規定されておらず、耐力壁として扱われません。したがって、設置に関しては建築基準法上の制約はありません。
Q 「ジオフォルテ」を設置する際の条件(敷地・地盤など)はありますか。
A 敷地・地盤などの制約は受けません。
Q 建物内のどこに設置すればよいのですか。
A 「ザクセスキャド」の壁量計算によって建物のバランスから設置位置を決定します。ただし、建物外周の耐力壁線には配置できません。
Q 設置についての高さ制限はありますか。
A 「ジオフォルテ」 本体の高さは2.64mで、階高2.79〜3.00mまで設置が可能です。
Q 材種に決まりはありますか。
A 集成材またはKD材の使用となります。
Q 基礎工事で注意すべきことは。
A 基礎工事でアンカーボルトの位置と高さをしっかりと確保しないと、制震装置の効果が十分に発揮できないケースがあります。採用後にお渡しする「設計・施工留意点」を参照のうえ、工事をすすめてください。
「ジオフォルテ」に関するお問い合わせは、ナイス滑e営業所または事業推進本部(TEL045-506-1313)まで。
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第1881号 2007年(平成19年) 10月1日号 |
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